文化・芸術

薬師寺展最終日。

日曜昼は上野の東京国立博物館の薬師寺展へ。

招待券を(半ば強引に)いただいて、最終日に。

展示はもちろん大変興味深かったのですが、それ以外に色々目に付くことが多かった。

しかし混みすぎ。30分待ち。行列時には日傘貸し出しサービス(しかもかわいい日傘。「東博」としっかり書かれています)や、給水サービス(ボトルから紙コップに入れて飲める)など、いたれりつくせりで驚きました。日傘貸し出しなんてしている国公立美術館なんてほとんどないのでは。

日光・月光菩薩はやっぱり後ろから見ることが出来たのが感動的。もう少しゆっくり鑑賞したかったなあ。立ち止まって見てて係員に注意されるとかあり得ないでしょう。吉祥天女画像は「何この前フリ」と思いましたが、事前レクチャーとしてはアリかな。もうちょっと工夫は欲しかったけど。もちろん本物は美しかったけれど、思ったより小さかった。

大徳川展のときも思いましたが、最近は入場者数や売り上げが見込める企画展が多く、それはそれでとても大切なことなのですが、商業主義に偏りすぎると地味ながらも学術的価値の高いものが紹介される機会が奪われるのではという危惧もあります。

上野公園を歩いていると、ヘリが飛んでてなんだろうと思ったのですが、秋葉原の事件でした。御徒町から歩いたのに、全然気付きませんでした。純氷まつりとかで夏満喫してました…。東京っていつからこんな怖い街になったのだろう。

被害に遭われた方や家族の方には本当にお気の毒としかいいようがありません。私もよく秋葉原に行ってましたし、誰もが被害者になる可能性があったわけで、軽々しく書けもしない。どうしてこんな理不尽なことが起こるのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

江戸博の北斎展に行ってきた。

特別展「北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師-」1月27日(日)まで。お正月は家にこもりきりだったので、健康のためにちょっと歩かなくては、と行ってきました。

日曜の夕方、人出もかなり。とはいえ大徳川展がものすごく混んでた(私は40分待ちでしたが、両親は1時間待ったらしい)のでそれよりはまだラク。コンパクトながらも解説もあったし。あの設営は、作品は見せたいけど、滞留されても困るし、というせめぎあいの結果なのでしょう。作品を間近に見られるかわりに会場寒かった…。

見どころはたくさんありますが、個人的にはさらやしきの絵がなかなか粋で気に入った。恐いんだけどなんだかかわいい。他の作品も江戸の風俗が鮮やかいきいきと描かれています。絵心のない私は、鮮やかさと匠の技量に素直に感心してしまいました。

制作だけでなく弟子の指導や、後世のための手本まで残すのだから北斎ってば偉大な絵師だなあと。某新聞では西洋の壁は厚かったみたいな評がありましたが、あの時代のことですからねえ。展覧会には外国人観光客も多く、北斎人気がうかがえました。また、化政文化の時代になると、仮名も多少読みやすくなるので、古文書や書道の心得がある人にはものすごく面白く感じることでしょう。

そんなにじっくり見たつもりもなかったのに、出口にたどりつくまで1時間半以上かかりました。とことん鑑賞したい人は2時間くらい予定しておいたほうがよろしいかと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

東京都写真美術館「高度成長期」

通し券買ってしまったので慌てて見てきました。

昭和-写真の1945-1989-
第3部「高度成長期」昭和30~40年代 Part.2
会期:8月25日(土)-10月14日(日)

タイトルの通り、昭和の香りたっぷりな感じです。熟年のおばさまたちが学園紛争の写真見て「あー、こんな感じだったわよねー」「○○さんも参加してたわ」とか話してて、その時代をご存知の人にはいっそう感慨深い世界だったようです。

集団就職や通勤ラッシュ、赤線地帯など、当時の社会や風俗をとらえた、当時活躍していた有名写真家の作品がずらり。目新しいものはほとんどなかったですが、それが昭和というものなのでしょう。

アラーキーが撮った女性モデルの写真がありました。あの人が撮る女の人の眼って射るような強さがあるんですよね。やっぱり女を撮らせるとすごいなあと単純に感心。評価は分かれるでしょうけど、印象には残ります。

第2部「ヒーロー・ヒロインの時代」の感想はこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京都写真美術館/ヒーロー・ヒロインの時代

通し券を買ってしまったので、第1部のオキュパイド・ジャパン(昭和20年代)に引き続いて見てきました。

「昭和」写真の1945-1989
第2部「ヒーロー・ヒロインの時代」

6月30日(土)-8月19日(日)

俳優・女優・著名人のポートレイト写真が大半。その時代を知っている人には懐かしいかもしれませんが、私は正直少々飽きました。

でも、女優という仕事が輝いていた時代だったんだなあということは実感できます。原節子、岸恵子など往年の大女優ばかり。

今話題の、若尾文子の写真もありましたが、本当に美人だったのね。あと印象に残ったのが、篠山紀信によるカルメン・マキのヌード。歌は全然知りませんが…。

次回第3部(8/25-10/14)は「高度成長期」。次に期待します。

毎回行くたびに思うのですが、ここの美術館入口に立てられているベルギービールカフェの看板が気になってしょうがないです。結局、恵比寿麦酒記念館で飲んじゃうんですけどね。安いしいろんなもの飲めておいしいし。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

越後妻有 大地の祭り 2007夏

里山アートの祭典として注目を集めた、越後妻有アートトリエンナーレ。

今年もやるの?って今年該当年だっけ?と思ったら第3回は去年開催で、しかも事業としては終了してるそうな。

そのうえ「えー、3回限りのトリエンナーレなわけ?」と思ったら、今年は継続事業として「大地の祭り」になった、らしい。

旧川西町にあったジェームズ・タレルの光の館も無事みたいです。あそこにゴロンと寝っころがって天井開けて、青空や星空を見てみたい(意味不明な人はリンク先をどうぞ)。虫入ってきそうだけど。

20070725a
第1回のお気に入り、「レイチェル・カーソンに捧ぐ~4つの小さな物語」藤原吉志子。ちなみに薪の上にあるトロのクッションは私がのせたものです。

がんばれ、こへび隊。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三井記念美術館/美術の遊びとこころ「旅」

日本橋の三井記念美術館

先月アフタヌーンティに行った、マンダリンオリエンタル東京と同じビルに入ってる美術館。と書くのはちょっと違うのですが、エントランスは日本橋三井タワーにあり、そこからクラシカルなエレベーターで三井本館7階までのぼるという不思議な設計になってます。

今回の企画展、美術の遊びとこころ「旅」、ぜひ見たかったのです。

ここのコレクション、国宝・重文級がゴロゴロしてます。三井家ってとてつもないお金持ちなんですね。といっても、ただお金にあかせて、というわけでもなく、生活の品々そのものにも価値があるというか。なおかつ風流や美術を愛する人が多かったんでしょうか。

名前の通り「旅」がテーマですが、茶道具やたばこ入れなんていうのも確かに「旅」のアイテムなんだなあと改めて思ったり。茶道具の数々は茶道をたしなむひとにはお宝なのかな。

個人的に驚愕したのは藤原定家筆「熊野御幸記」(国宝・1201)。

初めて本物見ました。
定家の鎌倉時代の文献とか、江戸期の史料、相当見ごたえあります。個人的には平安から江戸期までの文字表記の変化などを本物で一挙に見られたのが収穫でした。が、思った以上に読み取れなかった。学生時代、ちゃんと勉強しておけばもっと楽しく見られたんだろうなあ…orz。右から左へと華麗に忘れ去ってました。巻物などはまめに展示替え(見せる場所が変わる)があるので、本気でコンプリートしようとすると何度もいかねばならないのが罠。会期中もう1度行っておきたいなあ。

一応、学生やジュニアも対象にしているらしく、時々作品脇に置かれている解説がくすっと笑えます。ああ、学芸員さんなりに工夫してるんだなあ、と…。

ルーブル美術館などヨーロッパの大規模有名美術館もいいけれど、こういう日本の美術品ももっと大切にしたいし、見る側の目も養いたいものです。なんか心の洗濯ができましたよ。

小さなプライベートミュージアムがお好きな方、静かにゆっくり日本美術を堪能したい方におすすめです。ミュージアムカフェもまったりできそうです(値段は意外と手ごろだった)。

公式サイトに割引券あります。
が、「1人1枚」なので人数分プリントアウトしていきましょう。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

芸大美術館/JR東日本展―“鉄道のデザイン~過去から現代・未来へ~”

東京芸術大学美術学部デザイン科による第2回「企業のデザイン展」

ちなみに2005年に行われた第1回はいいちこ。

20070709a_1

ふだんはなかなかなじみのない陳列館での展示も楽しみでした。

1階は旧交通博物館のコレクション。ディスカバージャパンのポスターや切符など、旧国鉄のデザインセンスを感じることができます。ポスターの写真がなかなか躍動感にあふれています。

いかにも大学ですっ、というふるめかしい階段を登って2階へ。

20070709e

踊り場ではSuicaペンギンのCMが白い壁に投影されていました。画像暗くしてますが、分かりますか?

2階はJR東日本メインの最新デザイン展。といっても成田エクスプレス(個人的には乗りづらくデザイン倒れだと思うが、いいんですデザイン展だから)から中央線のE233系の開発コンセプトほか。

20070709b_1

猫耳新幹線のファステック360の模型が大人気。

20070709c

デザイン科の学生さんによる作品、「山の手ラムネ」。ぜひ実物をご覧いただきたい。

20070709d

もうね、見せ方さえ秀逸です。作者さんは芸大デザイン科出身だそうです。この子は上野の森生まれだったのね…。

JR東日本展―“鉄道のデザイン~過去から現代・未来へ~”
会期: 2007年7月3日(火)-7月17日(火)
会期中無休
午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館

7月24日からは汐留停車場で開催されますが、雰囲気を楽しむためにもこちらの美術館がおすすめ。ファミリーなら動物園とセット、デートなら美術館ハシゴなんていかがでしょう。アートプラザのテラスでまったりするのが気持ちよかった~。

| | コメント (4) | トラックバック (2)

Professional Photographer200人展 パート2/フジフイルムスクエア

東京ミッドタウンに出来たフジフイルムスクエアオープン記念の写真展。

全員同じサイズのパネル(縦横は自由らしい)で200名の著名写真家による作品が50音順に並べられている様子は壮観。ヌード写真の隣に山岳写真があったりするんですが…。同じ作家の異なる作品が展示されたというパート1も見たかったなあ。連休で入れ替えたようですね。

みなさんそれぞれ自分らしい写真を出してきますね。大石芳野作品をみて特にそう思った。岩合光昭は猫ではなく鹿の写真でした。動物写真家ですものね。月光浴とか楽園リゾートなど女性誌でもおなじみのあの写真家など、名前は知らずとも必ずどこかで見たことのある写真家揃い。アラーキー作品はやっぱり迫力ありますなあ。

鉄道系写真家も出展してました。真島満秀作品は、宵闇の磐越西線(だよね?)早戸駅にてトンネルから列車が出て来る気配をレールの光り方で表現。広田尚敬作品は懐かしのボンネット「ひばり」でした。1973年。あれは川に入りましたよ、っていう撮影位置なのかなあ。諸河久作品と混同してたらすみません。

途中で著名作家の姪と思われる30代くらいの女性が来場。黙って見ろとはいいませんが、声高に作家および関係者の人間関係を語るのは止めてほしい。かなりイライラしました。お連れの人々も少々困惑気味だったようです。この業界、六本木という場所柄どこで誰か見て聞いてるのかわからないんですよ…。

さて、ここには、カメラの歴史などがわかるミュージアムもあり、意外と見ごたえがあり、じっくり鑑賞してしまいました。歴代商品の展示コーナーにチェキがあったところに時の流れを感じました。また、1階のカフェ奥に同社が出している化粧品のコーナーがあり、初めて試供品触りました。美容液、かなりいいかも。

写真展は5月31日まで。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

軽井沢の美術館にて

洋画家の脇田和さんが死去(11/29朝日新聞

観光客の少ない初夏や秋の軽井沢をレンタサイクルで回り、脇田美術館でぼんやりするのが好きでした。どれがいい、というわけではないのですが、なんとなく落ち着くんですよね。今年は11月25日から冬季休館に入っており、それを見届けてから旅立たれたのかもしれません。残念ですし、来年からの企画展がどうなるのか気になるところです。

有楽町の第一生命ギャラリー北ギャラリーでも脇田作品を見ることができます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

行ってみたい企画展

8月15日まで、お台場の日本科学未来館にて特別企画展『恋愛物語展 - どうして一人ではいられないの?』 が開催されています。最近の科学館や美術館は、入場者を増やすためあれこれ知恵を絞ってます。6月末までだと勝手に勘違いしていてがっかりしてたのですが、ひと安心。

科学館らしく、生物科学的な見地から恋愛のメカニズムを解明してくれるのかと思っていたのですが、サイトを見るとクリエイターなども多数かかわっていて、どちらかというとアートの展示に近い印象。行った人いかがですか?


いや、それより最大の懸案事項。ひとりで行ったらダメですか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

快速ミューザ

なるものが運行されています。
以前紹介した川崎駅前の音楽ホール、「ミューザ」でのコンサート終演後、小田急新百合ヶ丘駅行きの夜行快速バスを出すそうです。川崎って想像以上に広くって、臨海部と多摩エリアでは全くと言っていいほど生活文化圏が違うんです。2つのエリアを結ぶ交通機関もJR南武線しかないですし。

運行スケジュールなど詳細は川崎市のサイトへ(画像あり)。運転日の少なさよりも停留所のセレクトにびっくりしました。なんなのひとつめの停留所が「野川」って。東急田園都市線文化圏で梶ヶ谷が近いみたい場所ですが、ミューザユーザーが多いのかしら。尻手黒川道路をひたすら走るルートなのかな。

今日(もう昨日か)8月20日のN響からみたいですが、乗車状況は果たして…?

| | コメント (0) | トラックバック (0)