蕎麦屋の恋 姫野カオルコ
角川文庫。
この人の本は昔から好きだった。が、最近はご無沙汰。先日たまたま書店で手に取ったら京浜急行が舞台だというので買ってみた。以前、京急が映画シナリオを募集してましたが、どうなったんでしょう。仕掛けとしてうまくいってたようには見えませんでしたが。むしろくるりのほうが記憶にあるし。
閑話休題。内容自体は彼女らしい恋愛観がいつも通り展開されており、心地よく読めます。ただ、なぜ舞台が京急なんだろう。品川の喧騒と横浜の住宅街、そして京急川崎の雑踏を対比させたかったのかなあ。のんびり走る東横線じゃダメですか?田園都市線だと混みすぎだし、西武や東武や小田急だと特急は有料だし、やっぱり2100系がポイントなのかしら。
そういえば、私も以前、京急の快特品川行きを愛用してました。夕刻、横浜を出て、蒲田をだいぶ過ぎて高架になり、夜景がどんどんきらめき始める時間帯。楽しみにしていたデート(と一方的に思っていた)なのに、電車がスピードアップしていくのと同期して緊張感も高まって、なぜか勝負しに行くような精神状態になったりして。もっとも北品川の踏切あたりで気持ちも落ち着き、結局ご飯食べて帰ってくるだけでしたが(自爆)。
京急って、品川から三崎口まで結構バラエティ豊かな沿線を一気に走っていくのよね。「トロと休日」の時のオープニングとエンディングの映像みてもそう思います。なんか切なくなるっていうか。そういう魅力が京急にあるからほのぼの系ゲームや恋愛小説のネタにもなるのでしょう。
私鉄の話が続いてしまったよーな。
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