<鑑賞記>12/25銀座・王子ホール X'maro 2008
クリスマス・スペシャル・コンサート
X'maro 2008 by 篠崎“まろ”史紀
出演
篠崎史紀(ヴァイオリン)
山口綾規(電子オルガン&ピアノ)
鵜木絵里(ソプラノ)
詳細は公式へ。プログラムもあり。
ここ数年恒例になっている、N響コンマスの篠崎史紀さん(まろ様とか呼ばれてるらしい)と山口綾規さんのクリスマスコンサート。例年30分で完売らしいのですが、今回はたまたま前日に購入できたので行ってきました。夫がガーシュイン好きで、仕事も早く上がれそうで行きたいと急に言い出したもので。N響のコンマスと電子オルガンというのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。スパークリングワインが飲み放題という素晴らしい企画。やるな王子製紙。
編曲およびプログラム解説もすべて山口さん。かなり懇切丁寧。
ほとんどガーシュイン特集。
その他コール・ポーター(ナイト・アンド・デイ/ソー・イン・ラヴ/ビギン・ザ・ビギン)とか。
オルガンは2008年1月発売のアトリエAT-900。
山口さんの演奏は、今回は「無理をしていない感じ」。伴奏なので抑えめなのは当然なのですが、技巧よりハーモナイズで確実に聴かせる、という感じでしょうか。そう見えるように弾くのも技術力あってのものでしょうが。
ローランドさんのご厚意により電子オルガン貸与とのことで、アレンジはもちろんアトリエの機能てんこ盛り。特性を生かしたアレンジはさすが販促DVD出演者でございます。
以下印象に残ったところを順不同で。
・Dビームは効果音出すときには便利なのね(ウインドチャイムをちゃららん、とか)
・AT-900、舞台映えしますね。馬蹄型でデザインでシアターオルガンっぽい。
・ドローバー…じゃなかったハーモニックバーはあまり使っているようには見えず。
・メモリやらモニタがあれこれ変化していて見慣れぬ人には新鮮だったようです。
・リズムも使用。真正面に座ってたんですが、シンバルを控えめにしてたあのバランスには意図があったのかしら。
・アトリエ、結構パーカッションとかブラスの音がいいですね。本物のヴァイオリンとぶつからないというか。逆にオーケストラストリングスとあわせるとやっぱり電子とアコースティックの違いが出るなあとか。
ホールも手ごろな大きさでヴァイオリンやソプラノの響きを楽しめました。
まろ様はフォルテで聴かせる人、という印象。もちろんいい意味で。しかしN響の歴代コンマスってみなさん独特のオーラがあるなあなんて思ったり。
鵜木絵里さんのアイ・ガット・リズム、表現力豊かでよかったです。衣装ももうちょっと派手で色っぽくてもよかったかなーと思いましたが、客層と雰囲気を考慮すると、あれくらいがギリギリでしょうか。
習っている人以外、あまり聴く機会も少ないであろう電子オルガン。こういった演奏の場で、電子オルガンを知らない多くの人にも見て聴いてもらうのがなによりのセールスだと思います。


