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<鑑賞記>7/21ミューザ川崎・オルガンと和太鼓の競演

ミューザ川崎で行なわれている「フェスタサマーミューザ」の一環。

当日朝にバンコクから戻ったのですが、現地で食べた何かに当たったらしく、腹痛に不安を覚えつつ会場入り。最悪寝てればいいや、と思ったのですが、湧き上がるような太鼓とオルガンの響きじゃ眠れるわけもなく(笑)。

オルガンと和太鼓の競演!~リズムと響きの夏~
出演:
山口綾規(パイプオルガン)
林英哲(和太鼓)
「三絶」では上田秀一郎、田代誠の2氏も参加

マルタン:パッサカリア 
ジュディス・ウィーア:エトリック・バンクス
カルク=エラート: コラール即興曲集より
「いまぞ、すべての人よ、神に感謝せよ」
フロー・ペーテルス:演奏会用小品
林英哲:三絶 
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第6番より フィナーレ 
小林弘人:熄三態~和太鼓とオルガンのための~(世界初演) 
※委嘱作品

第1部はパイプオルガンのみ、第2部はオルガンと和太鼓という異色の組み合わせに加え、委嘱作品も入れた実験的な試み。

数日前に購入したら残席ほとんどなく選択の余地がありませんでした。舞台より前および横は売らなかったからなのね。

和太鼓のみ、オルガンのみは、それぞれの個性が発揮された演奏で、それぞれのファンが安心する内容。今回の演奏会で特筆すべきは、やはりオルガンと和太鼓の組み合わせでしょう。和太鼓の林さんをはじめ、3人のがっしりとした体格にビックリ。体脂肪なんて全然ないんだろうなあ…。アンコールで演奏者、作曲者がズラリと並んだ様子はまさに「男の世界」という感じ。

ミューザのオルガン、久しぶりに聴きましたが、ストリングス系、リード系の音がとてもキレイですね。1部のオルガンは移動演奏台を舞台に置いて弾いていたので、客席からは見やすかったのですが、タイムラグがあり、ご本人は弾きにくかったのではないでしょうか。

注目の「熄(しょく)三態」は、パイプオルガンと太鼓という歴史の古い楽器を使いつつ前衛的。正直言って自分にはかなり難解な曲だったので、もう1回聴きたいところです。太鼓のいろんな奏法が見られたのは収穫。最後の終わり方はまさに熄。以前から「題名が決まらない~」と作曲家自らおっしゃっていたので、新聞に題名つきの告知が出た時は安心しました。

世界初演に割れんばかりの拍手。こういう場に立ち会えるのは関係者にも聴衆にも幸せなことです。アンコール(太鼓打つ子ら)はオルガンがすごく合ってた。というか林さんっていい声してるなー。ホールでもよく響いてた。叩くだけじゃないんですね。

オルガン目的で来た人、和太鼓目的で来た人に2分されるでしょうけど(実際客層もそんな感じ)ですが、それらをつなぐ役割を果たしたのが熄三態だったのでは、と思います。

ちなみに、フェスタサマーミューザの半券を見せると会場周辺の協賛飲食店が割引になります。こういうサービスは結構うれしい。明日はラゾーナでごはんにしよう。

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