サンクゼールさん。長野市からクルマで30分あまり、ブドウ畑とリンゴ畑に囲まれた飯綱町(旧三水村)にあります。素敵なワイナリーをお持ちで、個人的に斑尾高原農場時代から注目していた企業です。最近はジャムなどグロサリー類のラインナップも充実し、ものすごい勢いで店舗数が増えています。別件についてうかがうつもりが、お会いした担当さんとのお話は全く違うところに転がっていき…。
担当さん「敷地内にチャペルがあるんですよ」
わたし 「じゃあパイプオルガンを置いていらっしゃる?」
担当さん「いえ、ハモンドオルガンなんですけど…」
わたし 「い、今、なんとおっしゃいました?」
担当さん「譲っていただいたものなんですけどね」
わたし 「B-3?それともチャーチモデル?」
担当さん「いやそこまでは…」
ということで見せていただきましたよ。じゃーん。
見た目B-3っぽい。
スピーカーは日本ハモンドPR-40。実物初めて見ました。経年劣化や多少の傷などはあるものの、オルガン、スピーカーともに音自体のコンディションは良好。昨年、軽井沢の恵みシャレー(クリスマスのイルミネーションが美しいことで有名)から譲り受けたそうです。恵みシャレーにハモンドがあったことさえ知らなかった!
あれ?
パーカッションがない?あとで師匠に機種名をうかがうと(即答感謝です)、「B-2ですね」とのこと。パーカッション以外はB-3と同じ仕様だそうで。
ドローバーはかなりカチッと動作。レスリースイッチがないので、ビブラートやコーラスで調整。効果がハッキリわかります。PR-40のリバーブもいいですねえ。
結局弾かせていただくわたし。こういうときのためにちゃんとクラシックを練習しておくべきでした(涙)。バッハのオルガン小曲集の1番くらいしかすぐ出てこなかった…。
チャペルの中ということもあり、よりキレイに響きます。音の広がりがなんともいえませぬ。しかしなぜ恵みシャレーはB-2にしたのでしょう。チャーチでの使用にはパーカッションが不要と判断したのでしょうか。新たなオーナーも教会ですし、これからもきっと大切に使われていくことでしょう。ゴスペルもやっているとのことなので、ぜひオルガンを活用してもらいたいものです。ハモンドオルガンのある教会っていいなあ、と思った一日でした。日本でハモンド置いてる教会って少ないのでは。また弾きに行かせていただきます。
スタッフの皆さん手作り(実話)の教会はやさしいたたずまい。ハモンド搬入時の写真をブログで発見。
女性牧師さんにもお会いしました。帰りがけにお祈りまでしてくださってじーんとしてしまいました。
担当さん「今度は賛美歌弾いてくださいね」
わたし 「何番か教えてくだされば練習してきます…」
賛美歌と聖書はたぶん実家に置いてある、はず。試奏はしていませんが、同チャペルでは礼拝も行なっているとのことで、信者の方はもちろん、信州旅行の折はぜひ。最寄りはJR信越線牟礼駅。列車は1時間に1本あるかないかなのでクルマが便利ですが、ワイン飲みたい人はドライバーの方を見つけてから行きましょう。
出先で偶然ハモンドに出会うのって、長野ばかりです。BOSSAしかり、信濃追分のドルチェしかり。ハモンド所有率高いんでしょうか。
仕事の合間の長野オルガン紀行はこれでおしまい。
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