1999年、日本人として初めてブラームス国際コンクールで優勝したピアニスト。とあるオルガニストの方に勧められて聴いてきました。
6/25(木)
~ブラームス鍵盤作品シリーズVol.6~
松岡 淳 ピアノリサイタル
東京オペラシティ リサイタルホール
メンデルスゾーン=リスト:「真夏の世の夢」より~結婚行進曲、妖精たちの踊り~
ドビュッシー:映像 第1集
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 ハ短調 「悲愴」
リスト:グノー「ファウスト」のワルツによるコンサートパラフレーズ
ブラームス:7つの幻想曲 作品116
全曲暗譜。
プログラムひと目見て「かなり気合いの入った曲ばかり」と評した方がいましたが、まさに観客と奏者が対峙した、という感じでした。プログラム(紙のほう)はコンパクトながら必要十分な情報が盛り込まれ、好感もてました。
地下のリサイタルホール初めて行きました。ピアノはベーゼンドルファーのインペリアル。残響少な目で手ごろな広さ。平日夜というのに老若男女なかなかの入り。若い学生さんが多かったのは昭和音大で教えてらっしゃるからでしょうか。客席の床がフローリングで足音をたてないように気を遣う。
松岡さん、見た目は細身で穏やかそうな印象なのですが、音は力強く鳴る鳴る。でも姿勢は全然崩れない。映像は「音を紡ぐ」という感じがしたのですが、「ファウスト」のワルツは激情すぎて正直ぶっ飛びました。スフォルツァートの部分が多かった気がする。ご本人独自の解釈と表現力によるものでしょうね。映画のクライマックスシーンにぴったりくるようなイメージ。ピアノが響く位置にいたからそう思ったのかも。7つの幻想曲はまさに十八番、なのでしょう。上手いのはプロなので当然なのですが、オクターブ奏が(いい意味で)機械のように正確に入っていて驚愕。
リラックスして聴けたのは「歌の翼に」などアンコール3曲。
終演後もロビーでの出待ち客多数。人望の厚さがうかがえました。
次回は2010年6月16日東京文化会館小ホールとのこと。
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